カウンセラーに正直に相談してみることをお勧めします。

まず、自毛植毛手術は自由診療になりますので、専門クリニックによって、料金は違います。ですから、安い費用で手術が受けられるクリニックを探せば良いという考え方もあります。ただ、費用が安い理由もあります。それは、イノベーションかもしれませんし、技術や経験などの差もかもしれません。折角手術を決断したわけですから、安ければなんでも良いというわけではありません。安心して手術を受けられる条件をよく吟味することが、費用を考えるうえで大前提になります。そのことを忘れると本末転倒になってしまいますので、注意が必要です。

さて、費用のことを考えるとき、手術方法の選択があります。自毛植毛手術には、FUT手術（メスを使う手術）とFUE手術（メスを使わない手術）の２つの方法があります。手術の詳細は省きますが、費用のことだけを考えれば、FUT手術を選ぶと費用を大きく削減できるはずです。ただ、FUT手術については、手術後の身体的な負担も報告されていますので、そういったことへの配慮も必要です。

次に移植する範囲を再検討することも考えられます。薄毛の悩みを解決するために植毛手術を受けるわけですが、移植範囲が増えれば、それだけ費用がかかります。
例えば、おでこの広くなってきたことが気になっている場合、若いころと同じような生え際が理想かもしれません。しかし、それより範囲が狭くても年相応で自然に見えることもあります。極端な話をすれば、範囲を半分にしても自然に見えることもあります。そういったところを精査すると費用を削減できます。

また、クリニックによって異なりますが、モニター制度を利用してみるのもおススメです。
「自分の髪を活用した手術だから、どうどうとしていれば良い」、「劇的に改善するから、同じ悩みを持つ方へ教えてあげたい」と前向きな考え方でモニターに参加される方もいらっしゃいますが、費用を削減するために利用される方も多くおられます。
ただ、モニターというとどうしても顔バレが気になります。しかし、割引率等は変わるものの、手術した部分だけ、院内資料だけの顔出しなど条件設定がある場合もあります。つまり、顔バレが気になっても検討の余地は十分にあるわけです。

まとめ

ここまでいくつかの方法を紹介しましたが、あくまで一例です。専門クリニックのカウンセラーは、こういった相談を多く受けています。ですから、信頼できるカウンセラーを見つけたら、費用の悩みについても正直に相談してみることをお勧めします。きっと適切なアドバイスを提示してくれるはずです。